耐力壁性能評価プログラム

耐力壁及びその倍率の試験・評価業務方法書に準拠

📖 操作ガイド

1️⃣ データ入力

変形角 γ(rad) と 荷重 P(kN) を 1行1データで入力・貼り付けすると、 自動で解析が実行されます。
「対象耐力壁」を選択すると 特定変形・最大終局変位・C0 が即時に反映されます。
「評価対象包絡線(正/負)」も必要に応じて選択してください。

  • γ と P は同じ行数で入力してください(数値以外の行は無視)
  • CSV の貼り付けに対応しています(列ごとにそれぞれの欄へ)
  • 入力・選択の変更は短い待ち時間後に自動解析されます

2️⃣ 包絡線の編集

点をクリックしてダイアログで編集:

  • 数値変更:入力欄で変形角・荷重を編集(リアルタイム反映)
  • 点のドラッグ移動マウスドラッグ移動ONボタンを押すと、点をドラッグして座標を移動できます(ボタンを再度押すとOFF)
  • ライブ同期:ドラッグ中は編集ダイアログの γP 入力値もリアルタイム更新されます
  • 点を追加:選択点と次の点の間に新しい点を挿入
  • 削除:選択点を削除(最低2点は残ります)
  • 適用:変更を確定(元に戻す/やり直しが可能)
  • キャンセル:変更を破棄して元の値に戻す
  • 表示/操作:ダイアログは画面右端に表示。ヘッダーのドラッグで移動可能
  • Undo/Redo:編集履歴に対してUndo/Redoボタンが使えます

3️⃣ 結果確認

壁倍率・特性値は表で確認できます。
変位(δy・δv・δu)は1/◯ 形式で表示されます。
最終評価には Pa (kN/m)Pu (kN/m) も併記します。
保存は 結果Excelダウンロード結果レポート作成(PDF) が利用可能(PDFは1ページ出力)。 これらのボタンは解析成功後に有効化されます。

1. 試験データの入力

選択すると、特定変形・最大終局変形・C0が即座に反映されます
レポート・Excel内およびファイル名に使用されます
Excel等から γ, P 2列コピー → 「変形・荷重 同時貼り付け」ボタン
変形角データを1行に1つずつ入力
荷重データを1行に1つずつ入力(変形角と同じ行数)
壁倍率算定用
例: 120 → 1/120 rad
耐久性・施工性等の影響を勘案
例: 15 → 1/15 rad
靭性基準の計算に使用する係数
標準
間引き率を調整します(低: 間引き無し、高: 約10点まで間引き)

解析結果

基礎性能値

最大耐力 Pmax (kN)-
降伏耐力 Py (kN)-
降伏変位 δy-
初期剛性 K (kN/rad)-
終局耐力 Pu (kN)-
降伏点変位 δv-
終局変位 δu-
塑性率 μ-
構造特性係数 Ds (1/√(2μ-1))-

短期基準せん断耐力 P0 の算定根拠

(a) 降伏耐力 Py (kN)-
(b) 靭性基準 Pu/(1/√(2μ-1))×C0 (kN)-
(c) 最大耐力基準 Pmax×2/3 (kN)-
(d) 特定変形時耐力 γ=1/---rad P (kN)-
短期基準せん断耐力 P0 = Min(a,b,c,d) (kN)-

最終評価

短期許容せん断耐力 Pa = P0×α (kN)-
短期許容せん断耐力 Pa (kN/m)-
終局耐力 Pu (kN/m)-
壁倍率 = Pa/(L×1.96)-